 |
ここでは夫の浮気を例として、最終的に浮気相手に慰謝料を請求するまでを解説します。
例)家庭環境結婚13年、夫40歳会社員 妻38歳専業主婦 子供二人12歳・8歳の女の子
1ヶ月前より夫が別居したいと言ってきた。不信に思った妻は2週間前に夫の携帯メールを見ると「同僚とのラブメール」を発見する、メールの内容からすると1年以上前から交際していることがわかる。判明事項は相手のメールアドレスと「A」と言う苗字のみ、持っている証拠はメールの内容と怪しいと思われる財布にあった飲食店の領収書だけ。
妻の考えは浮気が証明されたなら、浮気相手から慰謝料も取りたいし縁を切って欲しい。離婚については考えていないが、最悪離婚になれば子供の親権養育権は取りたい。
|
|
以下は民法上での解説しています。協議(話し合い)で決めるならこの限りではありません。
1、浮気の証拠
まずは現況を把握することが必要となってきます、メール内容や夫の行動パターンを検証しておきましょう何曜日が怪しいのか?夫の行動は妻との交際中と同様です、当社の調査から、男性の場合口説き方や遊び場所などが一致する事があります。
メール内容は日付が分るように写真を撮るなどして保存しておきましょう *1
他には妻が書いた日記*2や領収書なども予備要素としての証拠になります。
2、調査の依頼
目的を明確に、「浮気相手から慰謝料・以後交際しない・離婚しない」が今回のケースです。浮気とは法律上「不貞行為」と言い、スバリ肉体関係があったかどうかです、ラブホテルの出入りなら目的が明確ですが、彼女の家(一般宅)の出入なら数回必要になります。*3
路上でのキス、手をつないで歩く、二人きりで食事は残念ならがら不貞行為とは認められません。ただし夫が白状すると思えるなら問い詰めましょう。法的に有効があるの期間はご自身が知ってから3年間です。(時候)
3、浮気相手との通達
証拠がそろえば、次のステップとなります。話合いが苦手なら弁護士に依頼することも一つの選択ですが、ここでは自身でやる場合を説明します。相手への通達には内容証明*4を利用します「浮気していることが判明しました・・・妻の権利を侵害するもので・・・慰謝料として200万請求*5・・・所轄裁判所に提訴する。」など通達内容を作成し郵送します。
他に協議希望や謝罪の要求なども記載しても良いかも知れません。当然夫に伝わることが予想されますが、これは浮気相手Aと妻との話合いなので、夫はこの場合第三者なので関係ありませんが、これで終わるケースもあります。夫からの条件を考慮するのも一つの手といえるでしょう。
4、話し合い(協議)
浮気相手との話合となった場合、脅迫*6めいた事は言わずに「謝罪してほしい。」「別れてほしい。」ことを訴え、加害者意識ではなく被害者意識で望みましょう。出来れば会話内容を録音する事。また、認めない場合提示する証拠はツーショット写真程度にし決定的に証拠は最後まで出さないこと
慰謝料や条件を決めたなら、一応念書の作成をしましょう。公的には「公正証書」*7がお勧めです。
5、夫との関係
夫婦とは法律上「同居・協力・扶養」とされています。夫が別居を匂わせている場合なるべく回避すよう勤めましょう。もし別居となり期間が長ければも夫婦関係が破綻しているととられレアなケースですが不倫が認められないこともあります。対処として「円満調停」*8を仕掛けたり、離婚不受理の申請*9を役所に提出すること
浮気相手との交渉が終われば夫とも二度と浮気しないなど契約書を作成しましょう。婚姻前の契約は片方によって破棄できるとされていますが、現状の関係は夫婦関係が結婚当初の関係ではなくなっているはず、この場合の契約書は片方によって破棄出来ません。
最悪のケース離婚ですが一番大変なのが子供親権です。12歳8歳となって居ますが、10歳を基準に以下なら母方の親権が有利ですが、12歳の場合は子供による判断に委ねられます。養育費は1名3万20歳までが平均です、親権が欲しい場合パートでもよいので経済力があることを示して起きましょう。
あくまでも参考です、必ずこうなるとは言えません。
|
|
*1 携帯電話の暗証番号を解読してメールや履歴を知ることは、たとえ夫であれ「不正アクセス禁止」法のあたりますが、たまたま見たのは問題ありません。
*2 日記はとは、日々の夫との関係など通常生活の日記でかまいません。書いていない人はアバウトでもよいので、「○月チョットした事で殴られた。」「○月週末帰宅が遅く午前様になる。」など時系列にしておきましょう。
*3 シティーホテルも数回欲しいですね、一般宅での数回出入とは継続的関係を示すものです。一日だけでは「仕事をしていた。」「買った服を着替えていた。」「悩んでいたので応援していた。」など、私が聞いた浮気相手の言い訳です。
ほんとうに裁判で発言してました。しかし、裁判とは第三者がみてどう思うかが重要になるので数回の出入などは常識的に男女関係が伺えます。
*4 内容証明とは郵便ですが、専用用紙は赤い便箋で公的書簡に見えます。
文房具店で販売しており、3部綴りで文字数などが決まっています。作成後、大きな郵便局で送付します、1部は控え、1部は相手、1部は郵便局控えになり同時に配達証明を付けることをお勧めします。予算数千円
*5 慰謝料=損害賠償請求です。どれだけの損害があなたにあったのかを判断し算出します。このケースでは離婚しないでの請求なので通常50万が妥当な金額ですが、言い値はいくらでも構いませんので、少し高めに設定しておきましょう。ただしあまりにも高い金額”1億円”などは冗談だと採られその文書が公式なものとされない場合があるので300万前後が妥当と言えるでしょう。
夫との離婚が成立慰謝料は最大結婚年数×100万と言われていますが、夫の年収や不倫状況、家庭環境を考慮して査定されるようです。弁護士に確認して見て下さい。
*6 話合で無理やり強要し念書を書いたのではコチラにも問題あり。「第三者にばらす」や「殺してやりたい」などは恐喝になる可能性あり、相手に自主的に書かせることが良いと思われます。
*7 公正証書とは裁判の判決と同じ効力があります。たとえば強制執行などが出来ます。単なる念書では相手が払わなくなった場合、公的なモノとするため裁判をおこす必要が出てきます。
公正証書は主要な駅の近くにある公証人役場で作成します。決定事項を箇条書きよいので提出すると約1週間程度で出来上がります。最後は2人で役場に向い実印を押して完成です。
一人でやる場合委任させる事も可能、詳しくは公証役場に確認のこと
*8 調停といえばよく聞くのが芸能人の離婚調停などがありますが、他にも円満調停などがあります。これは夫婦間で亀裂が入った場合、第三者である調停員を介し話し合いを行います、最後に審判が下され決定事項とされます。家庭裁判所でおこなうので申請方法など聞いてみて下さい。
横浜家庭裁判所では夫婦間の相談にも対応してくれます。 離婚法律関連はコチラ
*9 離婚不受理の申請、夫が勝手に離婚届を出させない方法です。もちろん勝手に出すと私文書偽造の犯罪になりますが、元に戻すには裁判所の執行など大変煩雑なことに。申請は市町村役所で有効期間は6ヶ月、何回でも継続可能です。
|
| 詳細や不明なところがある場合、メールにて回答いたします。 |